秋葉原

昨日、秋葉原を闊歩闊歩カッポカッポしていたら、前から紙袋を両手に提げ、「か〜い〜な〜、かは〜い〜なは〜」とブツブツ呟いてうつむき加減にコチラに歩いてくる人物がいて、そいつはなんかこころここにあらずという感じで、そちらに歩いてゆく自分とバンとぶつかった。

僕は咄嗟に、反射神経というか、世渡り上手というか、「すいません」的なことを言ったのだが、そいつは相変わらず「か〜い〜なぁ〜、セーラームーンか〜わい〜なはぁ〜」と、一言も謝罪をしないのであって、頭にきた僕は「ちょっと待たれい!」的なことを言ってそいつを追いかけた、その刹那。

細い路地にひっそりとたたずむビルの地下からなにやら僕を誘うような音楽が流れてきて、「はて?」と思い、地下に潜入。

そこでは僕が好きなriccaが演奏をしていて、すっかり気分がよくなった僕はビールを3杯飲んで大変気分も良くなって、「か〜い〜なはぁ〜、セーラームーンかわいぃ〜なはぁ〜」とぶつぶつ呟きながら秋葉原の街を徘徊し、ああ、もうこんな時間、つって見上げると満月。